No.4 それぞれの動機編<3>

 

自己紹介

ご無沙汰しております。当社のブログをご覧いただきありがとうございます。

そして、最後にご紹介預かります。最後の経営者であるラッサンです。

今回は、前回と前々回に引き続き、一人ひとりの株式会社Enrichを立ち上げるきっかけとなったエピソードについてお話させていただければと思います。

経営者への憧れ

さて今ではあまり珍しい話ではなくなってきましたが、将来の選択肢が起業家なんて言う学生は頭のおかしい人だと思われていた時代がありました。

まさに私の親世代がそうであり、同世代は非難こそしないであれ物珍しそうに思われ、今では意識高い系という社会的ポジションが確立されつつあります。

まぁどの時代でも経営者と言うのは外側から遠い存在として憧れることはあっても、いざ自分ごととなると輝いたものなんかじゃありません。

そして、またまたよくあるパターンかもしれませんが、私が起業を志したきっかけはスティーブ・ジョブズの伝記を読んだことです。あれは、高校3年生の頃だったでしょうか。詳しい彼の生い立ちについては述べませんが、強烈なヴィジョンと誰にも負けないパッションで当時のコンピューター業界を引っくり返した彼の人生は、山あり谷ありでしたが、当時の私のヒーローになりました。

ジョブズの「海軍に入るより、海賊になった方が楽しんだ」という言葉に表れている通り、彼の生き方は社会への反発や現状への憤りを声を大にして訴え、体現するものでした。当時、学校での規範に鬱憤を溜め込んでいた青二才な私は、社会への反逆者でありながら社会への成功者である彼の生き方に惹かれたのでした。

 

 水産業における反逆者

ジョブズの話ばかりしてすみません。しかし、これは個人的な思いなのでもう少し続けさせてください。

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1997年の古いCMですが、ジョブズAppleに復帰して(一度クビになっています)一番初めの大仕事として、Appleの経営哲学を世間に再認識させるために作られたものです。以下に文言を引用します。

クレイジーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌い、彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心を打たれる人もいる。反対する人も賞賛する人も貶す人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にも出来ない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。彼らは人間を前進させた。
彼らはクレイジーと言われるが、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから。

これは"Think Different”キャンペーンと呼ばれていました。

引用で黒字強調したことが私の個人的な思いです。
私は、いや私たちは(世の中は第四次産業の時代と言われていますが)第一次産業界の、その中でも水産業界における反逆者であろうと思っています。

私たちは、市場での就業経験から鮮魚というものの見方がスーパーに並ぶ単なる食材ではなくなっていることに気づきました。

京都中央市場は大正12年からの長い歴史があります。長い歴史には後世にまで伝えるべき伝統もあれば、刷新しなければならないこともあります。

残していかなければならないものは「魚へのこだわりとそれにかける情熱」です。

変えていかなければならないものは「そのこだわりの魚たちをどう消費者に知ってもらい、買ってもらうか」です。

私たちは、良き伝統を守るために先駆的な挑戦を行っていく所存です。

 

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ラッサン