No.36 ECサイトとローカルなつながり
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EC事業とローカリティ
こんばんは。ラッサンでござります。
EC事業をやっていて東京に住んでいると、ついつい京都の魚を売っていることを忘れてしまいそうになります。
ということを考えていたら思い出したことです。
EC事業という全国に購買可能なことが魅力な仕組みに加えて、全国のお魚を扱っているのでローカルな市場の良さ、京都であることの魅力をどう引き出していくかという戦略についてマンガを書いてみました。
はい、では本日のイラスト、どん!
1コマ目 ECの強みと弱み
私たちの活動のおさらいですが、京都の卸売市場に毎朝届いた魚を即日配送で全国にお届けしています。
当ブログの最初と最後にURLを載っけているように、BASEというECサイトで販売しています。
もちろん京都の卸売市場に集まってくる魚は、全国・全世界から様々です。
さて、こういった中で、京都の魚の魅力と私たちの活動のローカリティをどう出していくかという難題があるわけです。つまり、価格や品質以外で差別化が難しいと。
2コマ目 ローカリティの本質
ローカリティが商品・サービスそのものの魅力になっている代表的なものには何があるでしょうか?
私は例えばJリーグのクラブチームがそうじゃないかと考えてます。
イニエスタやビジャが見たくて神戸ヴィッセルの試合に行く、中村俊輔のファンでジュビロの試合に行くとかいう理由でもない限り、クラブチームというのは自分の出身地の試合の応援に行きますよね。
こういったその人のアイデンティティに染み付いたものがローカリティの本質だと考えてます。在学中に通った大学近くのラーメン屋とかもそうですね。チェーン店でさえも毎日通っているとその店のその味が恋しくなります。
そう考えた時、私たちはクラブチームになって応援されるというよりは、京都を代表して頑張ってくれている水産業者たちのスポンサーという立ち位置にいたいと考えています。
3コマ目 文脈というもの
こういったお客さんとのローカルな紐帯はどうやって生まれるものなのでしょうか。
私は文脈、つまりコンテキストだと考えています。
参考になるレストランの話をします。アメリカのアリゾナ州にある”Pinnacle Peak Patio Cowboy Steak House”というレストランです。
このステーキレストランではある有名なドレスコードがあります。
それは、フォーマルな格好でこのレストランに行くと、ネクタイを切られてしまうというものです!お客さんのネクタイを切ってしまうなんて前代未聞で怒られてしまいそうですよね。
しかし、これはこのレストランの創業者が気楽に食事を楽しめるレストランにしたいという思いから店内でのフォーマルな格好を禁止し、もしスーツで着ようものならネクタイをちょん切るぞというこだわりから始まったものです。
面白いですよね。
それからは、あえてネクタイを着けてわざわざちょん切られに来るお客さんが続出し、店内にはたくさんのネクタイが飾られているそうです。是非、店名をググってもみてください。
はい、言いたかったのは本来失礼であるはずのネクタイを切るという行為が、このレストランの伝統という文脈ではむしろ魅力となっていることですね。こういった文脈に依存した魅力の一種がローカルな紐帯なのだろうと考えています。
4コマ目 限定クーポン発行
というわけで私たちはそういったローカルなつながりをお客さんを気づいていきたい。しかし、ECの仕組みとそれは矛盾しがちである、という問題が最初に言っていたことです。
ここでは、今までの話を踏まえ、わざわざこの記事をお読みになってくださった方に特別にクーポンを発行したいと思います!
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本日は以上です。ご愛読ありがとうございました!(連載終わりません)
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