No.39 市場での注文の流れをイラストでご紹介
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エフについて
こんにちは!ラッサンです。
どうも挨拶が苦手ですね。気が利いた言葉が出てきません。
というわけで早速本題にはいりたいと思います。
みなさんはエフをご存知ですか?
京都卸売中央市場で注文のやり取りをする時に用いる紙のことで、これからイラストを通じて説明していきますが、送り先と注文品について書いて魚に載っけます。
Googleさんで「エフ」と検索してみたんですが見つかりませんでしたね。
京都の市場のローカルルールなんですかね。まぁいいか、イラストどうぞ。
マンガ「注文ミスをへらすために!!」
イラストは右上から左下の順にコマ割りしてあります。
一コマ目
これがエフのイラストになります。
右側に店舗名を書きます。まぁ料亭とかスーパーとか色々ですね。
真ん中には魚の種類と数量を書きます。「ハモ 2」とかですね。
ただし、これは注文表としては最終段階なので、それまでにいくつかステップがあります。
二コマ目
まずお客様から市場の①FAXに注文が来ます。
良くも悪くも市場は古きアナログな文化です。
そのため、ピーガガガガという音を鳴らしながら魚の名前と数量が書いた紙が印刷されて、注文を受けます。
次に、②注文表を作成します。これは、エフが個別の注文客のためのものに対して、注文を一覧にまとめるためのものですね。
最後に、配送先ごとにさっき説明した③エフを魚に貼っておきます。最終的には氷を詰めた発泡スチロールの箱の上に貼りますが。
三コマ目
*画像はイメージです。
(本来なら魚を各部位に捌いたあとで、真空パックで袋詰した魚の上にエフを貼ってます。)
四コマ目
さて、ここからは私たちが以前に一事業として取り組んでいたことです。(*現在は休止中です。)
さっき説明したように、FAXできた注文は注文表とエフに二回書かないといけないんですね。
これは逆言えば、アナログであるがゆえの手間で、さらに数量の記入ミスやエフへの転記忘れなどミスの原因となる工程を増やしていることにもなっているんですね。
そこで、私たちはエクセルのマクロを用いて書き写しの作業を一回だけにするシステム開発に以前取り組んでいました。
五コマ目
イメージとしては、紙(FAX)から紙(注文表)に転記していたのを紙(FAX)からエクセルに転記するようにして、”エクセルのマクロ機能を使ってワンクリックで動的にエフを印刷できるようにするシステム”ですね。
今回はこれで以上です!
さてさて、最終的にはこのシステムを用いた良いビジネスモデルを確立できなかったのでシステム開発の途中で計画は中止になりました。
市場関係者の方、注文の仕組みについて不満やこのシステムについて良いアドバイスがあれば是非お願いしますね。
また、検討するやもしれません。
では、さようなら!
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