No.70 東南アジアのお魚トーク!! / Talking about Fishes in the East Asia

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タイに行ったよ

 

こんにちはこんばんは、おはようございます。Rです。めちゃくちゃ久しぶりのブログ寄稿なので少し戸惑いながらタイピングしておりますなうです。おかげさまで三人とも少しばかり忙しい日々を過ごさせて頂いておりまして、あまり書く暇がなかったのですがなんとかスキマ時間を見つけておりまする。

忙しい人は自分で忙しいとは言わないと思うのでアピールはこの辺にしておいて、前回のエントリでも少し触れましたが、最近(9月上旬―中旬)は自身人生初のインターンシップで、タイa王国に二週間ほど滞在していました。「微笑みの国」と言われるだけあってタイの人たちはすごく温厚で、いわゆるスイートな人々だったわけですが、魚屋である以上訪問した国のお魚に目がいかないはずがなく、色々と調べたり、実際にトライしてきたので、その辺をシェア出来たらなと思います。

 

 東南アジトーク!!

 

今回はパート1という事で、まずはタイではなく、東南アジア全体でのお魚トーークをしていこうかなと思います。マクロを知ってミクロを知るとでも言いましょうか。

 

少し古いのですがこちらの記事をベースに展開していきます。

Sourse:総合地球環境学研究所−第8回地球研市民セミナー

 

  • 東南アジアの大陸部と島喚部では、淡水魚と海水魚を利用する食文化の性格が大きく異 なっている。大陸部ではメコン河、紅河、サルウィン河などの大河川と中小の河川、湖、 池、氾濫原、水田などに生息する淡水魚が食用とされてきた。調理法として、生食、焼く、 煮る、揚げる、蒸す、乾燥、燻製、塩蔵などのほか、発酵を利用した食品(魚醤、ナレズ シ)の発達が顕著である。… 島喚部ではマングローブ地帯の汽水魚や、サンゴ礁海域、沖合海域の海水魚が利用される。生食はあまり見られないが、調理法として焼く、煮る、揚げ る、蒸す、乾燥、燻製、塩蔵などとともに、発酵を利用した食品も一部の地域で見られる。

     

 

まずファクトとして、①大多数を占める大陸部では川魚、沿岸部では海水魚をメインで食べていること、②生食ではあまり食べない事この二つは東南アジアのお魚文化と言って間違いないと思います。後者に関しては、もちろん最近は日本食の影響を強く受けているので生食でも食べる方は多くみられますが、それでも大半の方は生で食べることを避けたり、そもそも火を通すものだと認識している場合が多いように感じます。実際、数か国東南アジアに行って海の幸を食べましたが、ほぼ火が通されているものばかりでしたし、中には生のものもあって食べてみたのですが、日本のお魚の生食の美味さを知っているのでどうしても劣って感じてしまいました。。魚屋たるゆえんです。

 

 

  • 東南アジアでは、小規模な漁業が農業のかたわら、あるいは専業として営まれてきた(農民漁業と漁民漁業)。
  • 漁業生産を安定化し、都市部や輸出向けの商品として魚を供給する ための養殖漁業が営まれてきた。養殖の対象として、淡水産のコイ・フナ、ナマズティラピス汽水域のウシエビ(ブラック・タイガー)、カキ、ミドリイガイ、サバヒー、海水域のハタ、アカメ、キリンサイなどさまざまな水産生物が含まれる。
  • 東南アジアにおいて、魚は生活のための食料として消費されるほか、現金を獲得するための商品として、あるいは儀礼や祭りなどのハレの行事食として利用されてきた。

 

特に面白い記述はこの辺りでしょうか。①漁業と農業の専業が多く、②淡水魚を始めとする養殖技術も発達、③現金獲得のための商売や祭りごとにも使われているのが学術的にも認められており、実際ベトナムやインド、タイなどからのブラックタイガー海老は、日本人も日頃食べている品種の一つです。祭りごとで鮮魚を奉納する習慣は日本と似ていると言えますし、家業でもお食い初めや年末年始等に注文が殺到します。(笑)

 

 

今回、まずは東南アジアの水産物事情全体を再確認してみましたがいかがだったでしょうか。魚屋として、東南アジアに割と頻繁に訪れる身としては結構納得の内容だったように思います。

次回は実際に僕が行ったタイ王国でどんなお魚が食べられているのかについて詳しく書いていきますので、お楽しみにいい~~

 

Rでございました。サワディークラップ。

 

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